20120528Mon
練りに練ったネタpostよりも、誰かに宛てたラブレターを公開したほうがずっと面白い。他人の書いたラブレターなど読んでみたい。冒頭で「練りに練った」と言ったけれど、結局、ラブレターのほうが練られてる――悩みも深まってるという意味でも――のであって、ネタpostなどは結局、それほどのモチベーションが持てないものなのだと思う。「みんな」に向けたものより、特定の一人に宛てたもののほうが面白いとしたら、これはなんなのか。というより、相手が複数人になると、発される言葉は政治のための道具になりがちなのだと思う。まさか。ラブレターほど政治的意図に満ちたものなどないではないか。相手にイエスを言わせようと内容を練るほどに、ラブレターは政治的に尖鋭化したものになっていく。自分の素直な気持とやらに密着すればするほど、ラブレターとしては失格なものになる。それはただのひとりよがりな意味不明な文書だ。だけどそれを書くのが本人にとっては気持ち良かったりするのだから人生うまくいかない。主観的な知性をもつ人間は主観によって癒されるしかないのか。とにかくコミュニケーション一切について言えることだが、これが I と You のあいだで為されることであることを十分に意識していないと、サンドバッグを殴っているだけであり一人カラオケになってしまう。他者という鏡が手鏡と同じようにしか機能しない。自分の頭の中で響いている自分の声を聞く。 話を戻すと、ネタpostよりもラブレターのほうが断然面白いという話だった。しょせんツイッターでの発言なんてものはそこで構築されている発言主というキャラクターを演出し人気を集め社会的承認を獲得するための道具にすぎない。そこには大事なことは書かれてない。そこには役に立つこと気の利いたことしか書かれてない。調味料だけがあり材料はない。しょせん顕名のコミュニティ、個体化の原理にとらわれているせせこましい精神の集まりだ。(世間知らずなので認識が古いところがあります、ご了承ください) ところで自分の書いたラブレターを晒すなんてのはすでにニュー速VIPなんかでやられてそうで、いやむしろ絶対どっかにある。そう考えるとかえって読みたくなくなるな。というわけで individual として生きるなんてことはとてもいやしい、けちくさいことのよーな……という話でした。 20120522Tue
どーも。私です。 html に舞い戻ってまいりました。てゆーかあらためてこちらに場所を移したという感じでしょうか。感じです。やっぱブログとかって古びるフォーマットだと思います。生きてるフォーマットです。つまりブログという概念それ自身に時代性が組み込まれてる。それは新鮮なうちに味わうしかない青春のフレイヴァーです。だからぼくは html をえらぶ。つまりなるべく無色なフォーマットでもって続けていきたいと思うのです、この日記を。日記はエヴァーラスティングなものです。と書いて everlasting を調べたら死後も続くという意味を含んでいるらしいので訂正しますが日記は恒久的なものであり、流行りに左右されないものであり、人間の最も基本的な活動、くうねるあるく勃起する坐るそういうものと同列です。趣味として取り上げられることを拒否するタイプの活動です。「趣味は生きることです」と聞いたら痛い人認定をされるかメタ的なギャグとして受け取られるかどちらかです。それと同じ。趣味は日記を書くことだなんて誰も口にはしない。つまり論理的ではないですが日記を書くとは生きること、つまり食うことであり出すことであり、ギターを弾くことは気休めです。でもギターを弾くことがすなわち生きることになる瞬間はあって、そういう瞬間で人生を満たしていければなにかしら理想の形にはなるのでしょう。 やはりといいますかこの index.html を Terapad で開いてエディタでぽちぽち文章を打ち込んでるとブログに書くよりも格段によく筆が滑りますね。もう九時かあ。ブログじゃ書けない言葉をこぼしてるし、ブログは現実じゃ言えないことを言ってるし、そうしたらこの日記サイトは俺の最深部ですね。いやいや、この日記サイトにも書けないことを書いてるプライベートオフライン日記というものがあって、それは近頃更新されないのですが、主に青年期の悩み的なことを書いてます。つまり恋と愛のこと。でもそれは守備範囲がかなり限定されたものであるのでそいつが俺の最深部だというには不充分で、むしろこちらのほうが論理的に通らないこととか内容的に整備されてないこととか書き散らしてるんで(オフライン日記はけっこう考えながら整理しながら書いてるんですヨ、興味ないと思うけど)俺のうまくいけば無意識がかいま見えたりするんじゃないかと思います。言いつつこの文章もそれほど破綻してはいないよね。 さてそろそろこいつをアップロードしようと思ってそういや FFFTP どこにやったっけ消したっけと思ったらあって起動したら即座に使える状態にあったのでなんか素晴らしい!と思いました。ともかく今後はここでなんか書いていきたいと思ってますので可能的に存在する読者のかたがたは要チェキでございます。すぐ飽きるかもわかりませんが。若干のコンテンツは気が向いたときに直します。もしかしたらメールフォームとか使えなくなってるかもしれないので(まあ使う人いないと思うけど)気をつけて。 |