2008年9月

2008.09.17 無名晦日

 危機ですよッ。危機。なにかといえば既に 12 時半をまわろうとする状況とそれをとりまく空気が危機なのですが、それよりも俺は諸々のはてなブックマークにつけられるコメントに嫌気が差してばかりの今日なのですヨ。彼ら、左だか右だかわからんではないか。どっちでもないのか。ただ冷笑したいだけなのか。そういうことなのかもしれないけど。勉強はしてます。しはじめました、なんて言ってもいいかな。猛勉強なるコトバには程遠い感じではありますが、でもしはじめてます。えー。モヤー。既に 12 時半をまわりました。したらば昼飯を食べる時間が来たということだし、もし食べなければ死ぬわけではないし、でも食べたほうが健康を維持できるはずだし、でも一食抜いたぐれえで死ぬこたないし、でも特別抜く理由もないし、でも特別抜かない理由もない、むしろ抜くほうが希少体験の収集としては好都合なのであり、でもなんだか抜くのが申し訳ないような気がしてしまうのは俺は未だに世界に負けつづけているということだろう。わけわかんねえ。いやわかんなくないけど。わかるわけでもないけど。外晴れてるしさ。四月あたりに不安になりながらハルヒ読んだ思い出がよみがえるね。高校を卒業した同級生らは今ごろどうしてるかね。と呟いてみても特別焦ったり苦しんだり罪悪感じたりすることもない午後。なんでも体言止めにしたら丸く収まると思うなよ。俺、小説って好きじゃないんだ……。すっかりヘートの感情とか、ウンニャラポレヨロをぶつけるサイトになっていますが再び蒸し返し蒸し返すと、はてなブックマークに寄せられる批判的コメントって往々にして単なる罵声であったり、冷笑であったり、視点を共有していない的外れなイケンであることが多いよーな気がするのよね。そんなことははてなで書けばいいわけだが、まず書いたところでどうなるもんじゃねえ(これは嘘だ。同様のことを思う人の目にとまって同感するという意義がある)というのと、あまりはてなの場でアンチな事を言いたくない(態度表明として)のと、あとなんだかわすれたけど、しかし言ってみたところでどうなるもんじゃナクネ? とも思うんであり……、それはまぎれもなく「あきらめ」なのだが、なのだがー、それについては特に反論の余地なし。単にあきらめてるわ。色んな人がいて色んなことを考える以上、オマエラを完全に駆逐することは無理でわあ。今日は卒業証明書でも取りに行こうかと思ってる。


2008.09.11 是と非

 つぶやく、俺はつぶやく。自称自宅浪人の18歳の男が。もはや「自称自宅浪人」という自称さえがダサイ線を放っている一方で、あれこれそれを尻目に俺はここでつぶやく。つぶやかれた文字列をあなたが見る。ここで起こる化学反応いな、分子と分子、イオンとイオンなどなどと言った無機質で固定的なそれではなく、きわめて文系的な反応が起こる。きわめて、で思い出したのですが、こないだ「失礼極まる」と「失礼極まりない」の違いが、いやまあ結構前に発覚したのですけども、「極まる」というのは「行き着くところまで行く」ということで、もう限界だヨ、を指し、「極まりない」というのは「極まり」が「ない」、すなわちどこまで行っても地平線が! なる状況を指すようです。限界突破です。メーター破壊です。新人類です。したがって「極まる」よりは「極まりない」のほうが度合が強いものと考えられます。この理論を応用したのが実はかのケインズで、彼は12歳から21歳までの間ハーバード大学の入退学を繰り返した挙句、突然オーストラリアに単身旅立ち、4年ののち取材班が居所を突き止めて話を聞くには、山奥の小洒落たコテージで理論物理学の研究に没頭していたそうです。着ていたアロハシャツはどうやら4年間ずうっと替えずじまいだったようで、爽やかなブルーハワイのはずがこれではどんより曇った空だ、とは当時の取材班長がため息まじりにつぶやいた言葉です。うんでね。このくらい書いてしまうとすでに最初書こうと思っていたこと、というのは霧消してしまうのですね。そうそう、センター試験の申込が10月初頭で、それまでに高校から卒業証明証をいただいておかねばならず、さらに言えばセンター試験やその後に構える諸々の入学試験エントランスイグザムに備え国語や数学などなどの教科をキチーリ学習する必要もあるわけです。太陽〜〜〜。


2008.09.09 邁進姉さん

 んーっとね、パソコン閉じたら直ちに数学の問題と決闘せねばならぬのですが、ついついグイグイ無意味文を紡ぎたくなり俄カましたので、そのように致すまでです。ああ。

 ベターーーー。と、私の前に落ちてくる。一瞥、二瞥、三瞥で目は釘付けになった。釘付けの釘を叩き切って眺める液体のような固体。半導体。錐体。私の前に落ちてくる男。女。アライグマ。立ち上がる私。座る男。わがもの顔で胡坐をかきはじめた男を尻目に、ますます落ちる速度を増すペンギン・ゾウ・ライオン・キツネザル・etc.をかきわけ玄関へと向かう。大きな音。ますます大きな音。ますますますます大きな音。際限なく拡大し、単振動は脳内を侵食し破砕せしめ、すべてが轟音の中に踊り狂っていた。耐えられず外に出る。と、目に入るのは苦しそうにうずくまる男。いつまでも落下しつづける女。アスファルトに吸い込まれる私。飴玉を一粒。
 次第に遠ざかっていく雨音と、いつまでも存在を主張する自動販売機。コカ・コーラの前を通りかかって、ふと足を止める。また歩き出す。突然振り向く。少しだけ待って、また歩く。いつまでもコカ・コーラの前から離れられない。
 鱒釣りに出かけていた。夕飯の献立を練りながら、ひたすら釣り糸を垂らす。――釣りは糸を垂らすことだと信じて疑わなかったあの頃の私。
 外には出られなかった。大きな音はふたたび私に追いつき、身体の中へ入り込もうとする。私も必死でコアラのマーチを頬張り、伸びきった金太郎飴でつつくたび爆発音を響かせる男に見とれ頬を赤く染める女の口にまでコアラのマーチを詰め込む。ドオン。ドオン。ドオオン・・・
 思い切って、硬貨を投入した。機械が硬貨を飲み込み、死に似た音を発する。黄緑色のランプが点灯し、一気に鼓動が高まる。背筋に氷の柱ができる。手足が震え、呼吸は荒く、思考は無限に拡散する。コカ・コーラが私を嘲笑っているように見えた。石につまづいて倒れたのは、日も暮れたあとだったか。
 ――フローリングに半分がた足を埋めてしまった私と、絵画に興じる男。女はいつまでもコアラのマーチを飲み込むこともせず(強情な奴だ)、笑うことをやめない。そして、誰も止めようともしない。男の絵画が完成するとき、フローリングはちょうど私の膝に達するだろう。笑い声だけが聞こえる。染みた唾液で原型を忘れてしまったコアラのマーチが床にこぼれ、私は疲れて尻もちをつく。夜中の灯台。

 以上。もしかして適当に楽しんでもらえれば幸いです。それにしても俺はフローリングに足を埋めたい願望があるんでしょうかね(2007.01.03や2008.01.17,19に似たような記述がある)。そろそろフロイトの本とか読んだほうがいいのかしら。
 ……ていうかね、このログ掘り出すためにこのサイトの文章一から辿って行ったんだけどさ、そのうち高じて「俺のもっと昔の文章はどこ行った」とか思いはじめちゃって、妄誕F以前にやってたサイトのログとか古いパソコン立ち上げて漁ってたらなんか切なくなってきちゃってさあ。マジで感傷というものは恐怖ですよ。感傷はこわい。昔の、つったって一か月前にも満たない昔のデスクトップ眺めて「ああ……」なんて溜息ついてるんだもん。どうしようもねえ。そうこうしている間に2時過ぎてますし。それから自分のこのサイトの昔のログも読んでて溜息出るような文章があったね。「ツラかったんだなあ」とか。泣きたくなった。多少。まあ今日は朝の散歩からして心が動いてしまったのでチョットおかしいのかも知れないけど。たまーにはこんな日もあってもいい。 / しっかし感傷ってのはおそろしいね(同じこと言ってる)。かなり制御しにくいタイプの感情でしょっ。これっ。しかも良いのか悪いのか決定しがたいところが更にタチ悪いんだよね。古いパソコンが正常に終了しないとこ見てまた溜息ついてるわ。もちろん感傷のな。どうしよう、と言ったところでどうしようもないし、たとえば友達に話すなんてことした日にゃさらに増すものですよ、感傷は。解決策がそのまま毒薬になるから困る。ただ、あまり感傷が高じるとエネルギーにさえなることもある(いや、こっちの話だけど)。まあ、かなり人間っぽい感情ではあると思う。こんなの、たまーーにでいいけど。 / ってかなに? もう四時半? ご飯食べて、昔のファイルを整理していたらもう四時半とな。というわけで落ちます(落ちる、なんて、チャットじゃないんだから。ところで落ちるという言葉にもっと敏感に反応すべきかしら。受験生なら)。


2008.09.08 高分子習慣

 いやまあ、もうね、ここで言いたいことなんて滅多に出てこなくなったのよ。どうも現実的っちゅうか、下世話っちゅうか、実際問題的問題っちゅうか、どうにも純粋な思惟、夏の日の憧憬、中国の魏・晋における清談、とまあこのような内容がスッポリ抜け落ちる日々なのでして、おうちに篭っていたら哲学者にでもなれるカナ? なんて思っていたあの頃は風に吹かれぼろぼろ風化してしまったようなのであります。世界はいつでも逆説的事実を隠し持っていて、思い通りにいきそうなときに限ってこれを突き付けてくるの。僕はちかごろそうね、勉強と受験のことばかり考えていて、――なんて言うと語弊がありますが、あまりモノ考えてなくて、たまに考えるとしたら勉強と受験のこと、てな感じなのね。そしてそのことが特に寂しいとか、おそろしいとか、そういうふうにも考えないところが典型的に危機なのであり、しかし見方を変えれば安楽死はもっとも理想的な死の形態ではないだろうか!? いや僕も死んだことはないんだけども。でも安楽死を称揚するような風潮ってのは良くないと思いますね。どうも今のひとって楽なほう楽なほうに行きたがりじゃないですか。早慶はきびしいから、マーチでいいや、って。あー。ついつい受験ネタだよ。みなさま早慶すなわち早稲田大学と慶応義塾大学はご存知のことと申し上げ奉れど、マーチの内訳を知っているだろうか、僕は高校3年の夏くらいまで知らなかった。明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、以上であります。これら五大学は早慶と比べ偏差値というポイントみたいのが低く、したがって入学難易度も低いとまあ、一般的に言われていて、つまり言いたいことはただひとつ、どうも妥協して安全圏に逃走し、闘争を避けたがる気風が強いと思いませんか。僕は思います。ずいぶん世俗の人たちと会っていないけれど。そいでもって闘争を忘れた人類になにか悪いこと、マズイことが起こるんだッと考えてたんだけど、そのマズイことというのが何なのかを失念してしまったのでした。どうでもよかったんだけどね。ほんとに。「ここで言いたいことなんて滅多に出てこなくなった」なんて冒頭で述べましたに、実際書いてみるとあるね。あるある。ただ「書きたい!」の衝動がはてなダイアリーのほうで軒並み昇華完了を見てしまいますので、わざわざメモ帳開いてこちらにコチコチ書くということが減っている、これに過ぎぬのでございます。もともとはこのサイト、自己主張がしたい、俺のオリジナルの意見を聞いて欲しい、なんて思って開設したのですが、があー、今となればどうでもいいことを書くスペースと化していますね。実存が本質に先行してるなんて、あらステキ。強引に〆ました。うおい。


2008.09.05 マスターピースのゆくえ

いやーーー。どうーも。とうとう2ヶ月分のログをつくらないまま九月へ突入し、九月といえばそうねえ、十月、十一月、十二月、一月ときたら来るべきセンター試験が来りますから、これに向かって全力疾走魑魅魍魎にスタディ・スタディ・スタディ・スタディの日々々々なのかァー。と脳内予備校生を思い浮かべてしたり顔したたり顔ボクも彼女欲しい!じゃなくて勉強せねばイケナイのに。のーにー。パソコンが変わってから一週間二週間くらい、そろそろFFFTPも用意しとくかな、なあんて思い思わず思っていたような頃、そうか、そういえばこのサイトは2周年を迎えていたのだなあ、と、まったく感慨なく気づいていたところ、そういう気分も手伝って、FFFTPをインストールして、こんな日記なんぞかんぞ書いている次第なのですけども、そろそろセンター試験の出願には今年卒業したところのガッコーにソツギョーショーメーショーを請求・奪取・逃走を演じねばならぬのですが、その際に気になるあのコに会えないかなー会えないかなー会えないよなー絶対会えないんだよなーこういうときって、とひとりブツブツ、もちろん今日の日記にもホントとウソが同程度の権利をもって含まれていますが、さてまあそんなあのーダメーーな感じで生きているのが今日です。折角なので順次のやつも置いてきます。

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 ある朝、手紙が届いた。
 「好きです。某巨大掲示板にて待つ」

 僕は生涯初めて某巨大掲示板にアクセスした。


悖る